パソコンを自作する際は、先に仕様を考えなければいけません。どういった目的で自作したいのか、予算はどの程度まで出せるのか、デザインや拡張性はどうすべきか等、自問自答してスペックを洗い出しましょう。適当に部品を先に買い集めても、それで無事にパソコンが組み立てられる可能性は残念ながら低いです。初めて新しい料理を作る時も、まずはレシピを見たり調べたりするもの、パソコンを自作する際もまずは、その道に詳しいプロや先輩の真似から始めましょう。
幸いな事に近年では自作に挑戦するネットユーザーが非常に増えて来ました。SNSやBlogで自分が組み立てたパソコンの仕様を公開するアマチュアのユーザーも、少なくはありません。数多くの情報が公開されているので、その中から自分の求めるマシンスペックに近いものを見つけて、大いに参考にしてみましょう。玄人の設計を丸々真似る事は出来ませんが、CPUのグレードやメモリの容量や電源パーツの種類、マザーボードのメーカーやHDDの容量などは大いに参考になり、そのレシピをもとにして専門店で自作用の部品を買い集めれば失敗は避けられます。
パソコンを一人でゼロから組み上げる事で、自然とメカに関する知識と技術が深まるのです。どういった場所に、どのような部品がセットされているか、改めて自分で組む事で自然とスキルが上がっていき、将来的に部品を交換したり増設したいと思った時も、スムーズに自力で作業が進められます。